第四十八話「十三番隊副隊長 相馬八峰」
しとしとと、陰鬱な気分にさせる梅雨は過ぎ去った。
これでしばらく穏やかな気候でも続けばいいのに、早足で移り変わってゆくこの季節はすぐに模様替えを済ませてしまって。
今では絵の具の青という青をひっくり返したような、突き抜ける青空に燦々と太陽が君臨して、大地をかんかんに照らしていた。
反射したそれは寧ろ眩しいくらいで、熱を反射してくる。
だがやはり湿気というのは病弱な己の身体には合わないらしく、梅雨の季節よりかは幾分、この季節のほうがマシだった。
初夏―――汗の乾きが早くなるようにと薄麻であまれた質素な夏用死覇装に、重厚な白羽織。
その背には大きな「十三」の数字を戴いて―――
「おはようさん」
護廷十三隊十三番隊隊長、浮竹十四郎は朝も早くから生命の歌を詠う蝉に、少し遅れた挨拶をするのだった。
【流星之軌跡:第四十八話「十三番隊副隊長 相馬八峰」】
この日もまた、浮竹は隊務を全うしていた。それというのも梅雨の季節は自分の体調には合わないらしく、どうしても病床に
臥せりがちになってしまっていて、なかなか隊務をこなせなかったというのが原因である。隊長とはいえ大きな目でみれば護廷
十三隊の一隊員であることに代わりは無い。故に、簡単な庶務から雑用まで、身分を気にすることなくこなすことが浮竹の信念
である。
だが一度病に臥せれば、浮竹がどんなに仕事をするといっても周囲の部下に必死な形相で止められてしまうのだ。
彼らは口々に「浮竹隊長はこの隊の隊長なんです。唯一無二の存在なのですから、お休みください」と言った。・・・身分というものは
こういった時に裏切るばかりで、意外と役に立たないものだ。特に、病弱な自分が病で寝込んでいるときにこそ効果を発揮してくれる
ようで、浮竹は臍を噛む。
こうした周囲の者の厚意のおかげ、というよりかはせいで、先月はまともに職務が全うできなかった。
故に、梅雨の上がった今月はまだ一般隊員が集まらない朝早くからこの仕事場に顔を出して仕事をこなしていた。やがて仕事場へと
やってきた平隊士が彼の姿を見つければ慌てて加わって、そうするうちにどんどんと人は集まり、今日も通常の始業時間よりも少し早く
に十三番隊は業務を始めるのだ。
今日もそういうふうな流れで十三番隊は動いており、朝から活気に溢れていた。
浮竹もまた、皆と働ける嬉しさからなおのこと熱心に仕事に打ち込んで、書類を書いたり、判を捺して自ら他隊へと運んだり、そして
十三番隊の抱える道場に顔を出して、事細かに指導をしてゆく。本来であればあまり平隊士の武道や鬼道の稽古は、隊長自らが
指導することはないのだが、浮竹は違う。時間に余裕さえ出来ればすぐにでも道場へ足を運び、自ら竹刀を持って訓練、指導を行う。
そこには何の差別はない。
一般の平隊士から最近入隊した隊士、そして古株の隊士、さらにはたまたま顔を見せている他隊の隊士にまで―――浮竹は身分や
階級を一切気にすることなく教鞭を振るうのだ。
一度部下に何故そこまで得にならないことを進んでやるのかと聞かれたことがあったがその理由はいたって簡明だ。
それは「命は損得で選ぶべきか? 現場で一人でも多くの死者を出さないように、出来ることはなんでもしたい。命に身分など関係ない」
という信念による。損得で動いてるのではないといえば、部下に呆れられたくらいだ。
だが、浮竹はそれでいいと思う。
命は元来、平等であるべきだ。損得で動いて命を何かの天秤にかけるなどしたくはないし、してはいけないことだと思う。・・・まあ、部下が
言うように、上に立つものとしては失格なのだろうが。それでもなんとか今まで隊長をやってこれているのだし、不満を言いながらも
しっかりと部下はついてきてくれているのだから間違ってはいないのだろう。
なんて自分は幸せ者なんだろう。浮竹は恵まれた環境にふと胸が一杯になる。そしてそういう気持ちになった後は必ず、この幸せを護る
ためにならなんでもしよう。そう硬く決心するのだ。
今日もそうして激務をなんなくこなし、日が茜を増してきた頃、あっという間に定時を迎えようとしていた。
「お先に失礼いたしますっ!」
「おー、また明日な」
「隊長、今日くらいゆっくり休んでくださいよ? また朝から張り切って、倒れられるとこっちの寿命が縮んじまいますから」
「はは・・・そうだなぁ。 毎回遅刻してくるお前が朝一で来てくれたら考えないことも無いぞ」
浮竹同様に激務をこなし、今日も隊士たちはそれぞれに帰ってゆく。十三番隊直営の宿舎に帰る者、瀞霊廷内にある
住居に帰る者等、ひとつの場所に集まって仕事をしていた死神は散り散りになって数を減らす。彼らの顔は男も女も皆が
やりきった満足げな色を浮かべていた。疲れきった顔の者もいるが彼らもどこか心地よい疲労感に充足している。
ここに今晩住み込みで仕事を終わらせる隊員以外、各々の帰路の安全と明日命がある幸運を祈りながら、全員の背中を
見送る。
これが浮竹の日課になっている。これは後から風のうわさで聞いたことだが、隊長自らがこんなに一人一人に心を砕いて
接する姿が隊士には好評らしく、それゆえに人望が厚くなるらしい。勿論、浮竹はそういう褒美やら名声やらを目当てに
こんな行動をしているのではない。
今日、あの机で必死に書類を整理していた死神は、もしかしたら明日、突然の災害や虚の襲撃等で死んでしまうかもしれ
ない。人の命を護るのは非常に難しいことであるが、人の命を失くすことは容易だ。
そういった胸を掻き毟るような切ない事件を、幾度となく経てきた戦等で嫌というほど見てきた浮竹にはそうやって儚くも
幸福な刹那をかみ締め、記憶にとどめておくことが何よりも大切だし―――何よりもそれが上に立つものの責務だと思っていた。
だからこうして―――まるでわが子を見送るような気持ちで毎日、小さくなる背にひとつひとつさようならの挨拶をしているのだ。
まあ実際、浮竹の生きてきた年月と隊士たちの年月を比べてみれば子供のようなものだけれども。
そうして浮竹が大半の隊士を見送った後ふと、視界の先にある門にある人影が映った。ちょうど門と背後に照っている太陽
の逆行を浴びて詳細な容貌はわからないけれども、それでも其の者が一体誰であることは容易にわかった。其の者は、毎日
のようにこうして定時近くになると門前に現れるからだ。
浮竹は最後、数人の隊士に別れの挨拶を済ませ、その影に声をかけた。
「毎回其処に突っ立ってないで、入ってきなさい」
間延びした声で言えば、影はびくりと反応を示す。そんなに威圧的に聞こえたのだろうか。そうであれば申し訳ないと思って、
今度は影の出方をのんびりと待つ。
すると、
「い・・・・・・いいの・・・? 私、ここの隊員さんでもなんでもないのに・・・・・・」
そう、申し訳なさそうに問うてきて。なるほど、まさかそうくるとは思わなかった。意表を突かれて眉根は下がり、口角は弓なりに
上がる。
「君の父上はここの副隊長だろう? まあ、副隊長でなくとも誰でも歓迎するけどな」
幼さ故か、それとも不遇の生い立ち故か。何度会っても完全に消えることのない其の者の過剰な警戒心を解くように、浮竹は
背にしていた縁側に無防備に腰を下ろし、そしてにこりと微笑む。其の者は出会った当初こそ人形のように何も喋りはしなかった
が、最近はこうして定時近くになってくると自ら隊の門あたりに顔を覗かせるようになっていた。
今日もまた、まだ僅かに警戒心はあるものの其の者は影から足を踏み出す。段々と浮竹と距離が縮まれば、もうそこに恐怖心や
警戒心といったものは無くなってゆき、そろそろと歩き何の遠慮もなく彼の横にちょこんと座った。
・・・一尺ほど離れたこの距離がなんともこの者の強がりな心を明示しているようで、思わず浮竹は苦笑してしまう。何も言わずに
じっと待つこの者、名前は相馬千沙(そうま ちさ)という。
まだあどけなさが残る丸い顔立ちに、おかっぱの黒い髪が映える。小綺麗な着物を纏い、彼女は長い睫毛を不安げに揺らしながら
毎日、定時にこの門で父親の帰りを待っていた。外見の齢では十二といったところのこの少女は、その年にしては少し幼すぎるし、
また、大人じみているところがある。それは彼女の生い立ちが間違いなく起因しているのだろう。
千沙は突如、住んでいた流魂街を虚との戦争で失った。その時に母親や仲の良かった友人、親戚等を悉く奪われたらしい。
その結果、精神的に多大なる苦痛を受け、唯一生き残った父親を絶対の頼りとし、実年齢にそぐわないくらいに依存している。
だが反面、父親に迷惑はかけられないと無理に強がりを見せたり、背伸びをしてみせたりするのだ。
そんな子供らしくない、かつ子供らしい千沙の横顔に癒されながら、浮竹は言う。
「今日、君の父上は隊務で流魂街に現れた虚を退治しに行ってるんだ。 でも、そんな強い虚ではないらしいし、なにより彼は強い
からね。 ・・・もう少しで帰ってくるよ。 大丈夫」
縁側に座り、地面から浮いた足をぶらぶらさせながら漸く千沙は口を開く。
「・・・きっと父さんは死んじゃったのよ。 実際、私から見ても歩法は下手だし、逃げ足も遅いし、私にいつもそう言ってるし」
そんな気も無いくせに、ぷうと頬を膨らませて何を言うか。だけれどもこれが彼女の精一杯の強がりだと分かっている。
不安げに揺れる睫毛から弱気になって、涙をはらはらと落とすまいと躍起になって。彼女もまた今、まさに戦っているのだ。
「こらこら、そんなこと言うもんじゃない。 君の父上は仮にも副隊長なんだぞ? 俺が見込んで推薦したんだから腕は確かだよ」
宥めるように言えば、千沙は徐に縁側からひょいと飛び降りて、懐から何かを取り出す。
「絶対、私が死神になったほうが強いもん!」
ブンッ、と空を切るいい音が浮竹を反射的に反らせる。
「うぉっ!?」
完全に油断していた浮竹の目の前に漆塗りされた何かが映った。咄嗟の判断で身を横にしてそれを避けて見て見れば―――
千沙が手にしていたのは半尺ほどの小太刀だ。勿論剥き身ではなく、恐らく父親が施したのであろう、朱色の紐で鍔と鞘は
何重にも硬く結ばれている。
夜をそのまま閉じ込めたかのような漆塗りの鞘に、金の鶴模様、同じく金無垢で造られた鍔、丁寧に編まれた柄、厳重に封印され
美しい姿そのままのそれはいまだ未使用のようで、ちらりと見ただけでも大切な宝刀であることは間違いない。
だが幼い彼女にとってそれがどのような価値を有していようがいまいが関係ないのだろう。座っていて身動きがろくにとれない浮竹
を目掛けて振るってくる。ここで躍起になって白刃取りしてやってもいいが、それではいささか大人気ないという奴だろう。だがすぐに
やられてやっては賢い千沙の不満を買ってしまうことになりかねないので、浮竹は少しの抵抗の後、わざとやられるふりをしてみた。
「隙有りぃっ!」
「うわっ、いてて・・・! や、やられたぁ〜!」
ごつん、と額に硬い鞘があたる。子供というのは容赦のないもので、慣性をもろに受けてしまいわずかばかりに額が痛んだ。しかし
ここで微塵も怒らないのが浮竹の性分であり、人徳である。むしろにこにこと笑いながら将来、是非とも死神になってくれたなら俺の
隊に欲しいなぁと呟けば、あれほど暗く強張った表情をしていた千沙は解れたかのように、満足げな笑顔をにっと見せるのだ。
灰色の眼がすうと細められて、今度は開いて。一度で済むと思っていた襲撃はまさかの二度目を迎えて、さすがの浮竹もぎょっと
目を丸くする。
ところが、二撃目は届かなかった。
「・・・なぁに母さんの形見の小太刀で隊長に無礼を働いてんだ、千沙!」
「父さんっ!?」
「ははは、いいんだよ、相馬。 俺もちょうど暇を持て余してたところだしさ」
浮竹の胴まであと少しというところで小太刀は今、まさに話題に上がっていた者によって失速した。小太刀の鞘をむんずと掴み、それを
離さんと躍起になる千沙を軽くあしらいながら、自身の隊の上司である浮竹に謝るのは何を隠そう、千沙の父親であり、護廷十三隊
十三番隊副隊長である、相馬八峰(そうま やつほ)だ。
八峰は鞘を掴んでいない、千沙の何倍もある大きな手をぎゅっと握り、一発拳固を彼女に見舞ってやる。
「いったぁ・・・!」
「そんなに態度が悪いなら楽しみにしてる『桜花苑』に連れていかないからな!」
頭を抱える千沙を見下ろす男は、人間の年齢でいうと四十半ばの顔立ちは、ほりが深く、めりはりがついている。しかし今、普段は優しい
その双眸はきゅっとつりあがり、眉間には深い皺が刻まれている。その様子に浮竹はまぁまぁと仲裁しようと慌てるが、これまた千沙も
父親譲りの屈強というか頑固さでもって反論しだす。
「なによ、お金ないからそんなところに行けないくせに」
「う・・・・・・」
千沙の言うそんなところとは『桜花苑(おうかえん)』という庭園のことだ。
桜花苑は瀞霊廷に住まう貴族のなかでも一位を争う高級貴族、朽木家のうち、隠居した一部の死神が趣味で開放している庭園である。
しかしいくら高級貴族の趣味といっても管理維持費はそれなりにかかるようで有料なのだ。それもそのはずで、桜花苑には世界中ありと
あらゆる場所から収集してきた珍花や植物の数々が展示されている。意匠にも凝った庭園は専用の庭師によって贅沢な装飾で彩られて
おり、これまた名のある華道家を雇用して花を飾る花瓶から空間からなにからなにまで、粋を集めて創られている。
いくらこの世界の治安を維持するために組織されている護廷十三隊であろうと、幹部階級くらいにまでならないととてもではないがこの夢の
ような庭園に足を踏み入れることは金銭的に叶わない。最近では婚儀の告白を行う最適最高な場所として、隊士たちのあいだで
憧れの場所になっているという話もあるくらいだ。
下級貴族とはいえ一端の貴族である浮竹も一度だけ、京楽に誘われて行ったことがあったが、まるで桃源郷がこの死後の世界に
実存するのではないかという錯覚に陥るほど、壮美な場所だった。色とりどりの花が吹き荒れる美の嵐を味わうという体験は、京楽の
入園料も払って行く価値はあったと今でも思うくらいだ。まあ、その後少々、己の資金繰りが火の車になったのは否めないが。
それほど高い場所に、千沙は前々から行きたいと八峰に言っていたらしい。だが、最近異例とも呼べる編入をし、副隊長の座まで
上り詰めた彼に当然そんな資金はない。
自分の弱みを明確に娘に指摘され、八峰の顔はぎくりと固まる。
「知ってるのよ、そんなにお金ないってことくらい。 今の長屋の家賃稼ぐのにも辟易してるのに。
貧乏ー! やせ我慢貧乏死神ー!」
「あああ〜折角明日、朽木邸に出向いて入園券買ってこようと思ってたのになぁ。 そこまで連れて行って欲しくないなら諦めるかぁ。
しょうがないなぁ〜」
わざと大げさに残念がる様子に今度は千沙の表情が固まる番だ。
「え・・・嘘」
「嘘じゃないぞ。 俺がお前に嘘吐いたがあったか?」
「毎日嘘だらけじゃない! あだ名に『空纏(うつろまとい)の八峰』って付くくらい!」
「あああ〜残念だなぁ。 父さんの言葉が信じられないなら仕方ないよなぁ。 入園券に使おうとしてた金は今月の家賃にでも充てるかぁ。
千沙の言うとおり、家賃苦しいしなぁ。 うん、よし、そうしよう」
親子の何気ない喧嘩に、思わず浮竹の表情が緩む。先程千沙の言った事は本当で、副隊長である八峰についたあだ名は
『空纏(うつろまとい)』なのだ。嘘吐きとは悪い想像を喚起させてしまいがちな言葉ではあるが、この呼び名は決してそれだけではない。
彼がこう呼ばれるようになったことにはきちんと理由がある。
千沙の性格の臆病さの原因は戦争に巻き込まれたことによるが、八峰の嘘つきは同様のものによるのか、それとも天性のものなのか。
浮竹にそれはわからないけれども、とにかく彼はこの隊に入隊してから嘘というものを吐かない日はない。彼の快活明瞭な言葉に騙されて、
今まで何人の隊士が彼の雑務を引き受けることになったかは数知れない。だが、彼が吐く嘘のなかには確かにそういった悪い嘘もあるが
大半は誰かをかばう嘘であったり、むしろもっと面倒な雑務を回避するために吐く良い嘘もあって、故に仲間からは親しみもこめて『空纏』
というあだ名で呼ばれているのだ。
今も無論、彼に桜花苑に入ることのできるような金は到底持ち合わせていないだろう。貴族と隊長を兼任する浮竹でさえ入るのに痛手を
負ったくらいなのだ。千沙の予測するとおり、あるはずがない。
だが、浮竹は知っている。彼は嘘を吐くからこそ、本音がそこに見えるものであると。
金があるというのは嘘だが、桜花苑に連れて行かないというのも、紛れも無い嘘なのだ。
そして―――
「お、もうこんな時間か。 夢中で虚退治してたから気がつかなかったや」
八峰は片手に小太刀を、もう片方の手には千沙の手をしっかりと握って瀞霊邸内にある長屋に踵を返す。
「それじゃ隊長、お先に失礼します」
浮竹は知っている。
定時までに生きて帰ってこないなんて、嘘だと。
彼は嘘の背中合わせに存在する、約束をいつも守ることを。
「『空纏の八峰』ねぇ・・・・・・」
素直になれない不器用な父親の背を眺め苦笑する浮竹の後ろでは、終業を告げる鐘の音がボオン、ボオンと茜空に響いていた。
続
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*48話でした。いかがでしたでしょうか。
*オリキャラ、出てきましたねぇ。相馬家の面々です。平凡な漢字、名字が好きなんですよ。
ずうずうしくも、相馬八峰というオリキャラを、百十数年前の十三番隊の副隊長として執筆させていただいております。
描写するかどうかはわかりませんが勿論、海燕さんとも面識有りで、しかも彼の上司です。
年齢的には本文にもありましたように、四十半ば〜後半といったところで、しかし一心さんのようなゴリ・・・ごほん、豪傑、という
かんじではないです。無論副隊長なので体躯はしっかりとしていますが。
そして彼の娘である相馬千沙。普通の子です。
彼らの描写は追々してゆくとしましょう。今回明らかになったことは父親である八峰がとんでもない嘘つきであるということですね。
本当、原作沿いなのにオリキャラ出すということ自体があまり好きではないのですが、やはり話に厚みを持たせるには出さずには
いられない。そしてマンセーなわけではないけれども、この連載の核に彼らがかかわってくるので意識していただきたいという
ことで題名からしてズバリ、「十三番隊副隊長 相馬八峰」というタイトルを取らせていただきました。
*今のところ一見、彼らが藍染&サイドにかかわってくる様子はないですが、これから浮竹&相馬家はどのようにしてかかわって
くるのでしょうか。
35話「そして冥加者は天命に終止符を討つ−後編−」からすると浮竹はに対し激しい憎しみを抱いていたわけですが・・・
そこらへんの伏線が上手く回収できるように頑張りたいと思います。笑
オリキャラを出したからには、綺麗にオリキャラを回収せねばならない。彼らにきちんと意味を持たせないといけないと思っている
ので、自らハードルを上げつつも頑張ります。笑
*ではでは!
3:12 2010/05/26 日春琴